Story
多忙な日々に疲れを感じ始めたとき、植物を目にしてほっとしたことありませんか。
森林浴、郊外へキャンプに行きたいと思ったことはありませんか。
私たちは無意識の中で自然を求めているのでないでしょうか。きっと安らぎの存在なんだと私は思うのです。
そして、少しでも天然の香りでそのお手伝いが出来たらとmatouクラフトを発案。
matouに欠かせないもの。
それは、温度を感じられる職人一人ひとりが手仕事で作られたもの。
華道のように花をいける器。盆栽を表現する器。どちらも土からできています。
matouの香りも土や自然素材からできた器に香りを飾るように楽しんでもらいたい。その想いを共感してもらえる職人探しから始まりました。
インスタグラムから繋がった奇跡的なご縁をきっかけに、matouへの想いをお伝えしました。
その想いに共感を示してくださった職人さんの培った経験と技を基に、精油に合う土の配合から取り組んでいただきました。
「土の配合」これが曲者なんです。
なぜなら精油の浸透具合、浸透後の精油の香りの反応、普段取り組まれている食器創りと違い、土の配合からの取り組みとなりました。その後も様々な問題点が出てきました。正直ゼロからのチャレンジと言っても過言ではありません。予想もしていなかったこと事ばかりで本当に職人泣かせな商品だとしみじみ感じました。
それでも私のmatou作品への熱い想いは一ミリたりとも覚めることがなく「絶対にいいのでどうかお願いします。」の一心でした。なぜそこまで覚めないのか自分でも嫌になるほどの想いです。
手間暇かけて創り上げた職人さんの技と経験の賜物です。
matouに欠かせないもの、それは「熱い想い・温度」なのです。
matou香りデザインとは
いつも自然をそばに感じられる距離で育った私は自然の色、香りから季節を感じる感覚が身に付き今も大切にしています。一人ひとり育った環境、個性が違うようにモノの感じ方も違ってきます。一人一人に合った香りを組立てることは、その方の人生に少しでも関われるというとても素敵なことです。合成香料ではなく、天然100%の精油(アロマオイル)で「毎日を少しでも心地よく」をテーマにmatouはパーソナル精油デザインをしています。
matouの香りで「ぬくたい気持ち」を届けたい。
手に取ってくださった皆様へ
matouをよりよい形にしていけるようにmatou roomにてお会いしましょう。
※「ぬくたい」は温かさの中にココロのも温かい意味を含んだ方言として私はずっと使っています。
制作ストーリー
「作陶のご依頼いただいても基本的にお受けしておりません。
ただ三宅様から話をいただいたときはアロマのことで仕事をすでにやっておられて、さらに新しいことをスタートさせたいとの強いお気持ちに触れお受けさせていただくことにしました。
ご要望をお聞きして試作に入ってからも当初の想定通りにはいきませんでした。
アロマの揮発、しみ、肌への配慮、着け心地など三宅様ご自身でご使用いただいての改良点を伺っており、そのうえで素焼きの温度帯、本焼きの温度、釉薬の選定と実験・試作のために専用で窯を何度も稼働させなければなりませんでした。
三宅様の思いの結晶としてアロマのための陶アクセサリーが商品化ができたと思っております。
Junclay ハヤシダジュンコ